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世界史情報局

世界の全史を自分なりに見渡してみようと思って始めたブログ。近代以前の世界史の中心だった東アジアと西アジアの視点から、なるべく手を広げながら通史を書いています。根も葉もない出鱈目は書かないけど、面白さ重視で描写の脚色もします。

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「君が代」をアイヌ語に試訳してみる

800px-Satellite_image_of_Hokkaido,_Japan_in_May_2001
(アイヌモシリorでっかいどー)

ニュージーランドの国歌は先住民族であるマオリ族の言葉、マオリ語バージョンもあって、それはそれで正式なものとして認められているそうです。
ちなみにマオリ語ではニュージーランドは「アオテアロア」。郵便物の宛先に「アオテアロア」と書いてもちゃんと届きます。試したことはありませんが。

それでふと、日本の国歌をアイヌ語と琉球語に翻訳したらどうなるんだろうかと。
その程度のことは誰かしらやってるだろうと予想してたんですが、ネットを検索しても実例が見当たらないので、ちょっと試作してみようと思います。

ただし自分はアイヌ語も琉球語もほとんど知りません。これはあくまでも、素人がネットでいろいろ語彙を検索して、文法を無視して単語を繋ぎ合わせただけの代物です。
ネイティブが見ても半分以上は意味が取れないんじゃないかと思いますが、近似値的なものにはなるかと。

なお、いちいちこんな断り書きを入れるのも面倒ですが政治的意図は何もありません。
君が代は国歌なのかとか、アイヌ民族や琉球民族なるものが実在するのかとか、そういう議論は脇に置いた一種の遊びです。
「頑固党」とか「クナシリ・メナシの戦い」の参加者とかがこんな遊びを知ったら激怒するんだろうか……

さて、今回はとりあえずアイヌ語から。


【原文】
君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
巌となりて
苔の生すまで

【意訳】
我が大君の御代は
限りなく長く
小石が
岩となって
苔が生えるまで続きますように

※歌詞の解釈も論議の幅があると思います。個人的にはこの歌がもともと恋歌であったという説にも心惹かれますが、今回は古代のオオキミの御代を寿ぐ歌という解釈を採ります。

【アイヌ語試訳】
アノ・オンカムイ
シャモコロニシパ・エカシ
イサム・タスム・ウキアイネ・アイネ・オンネ
コトム・ポン・スマ・ポヨ・プロマスマ・トゥク
ウキアイネ・コ・プロマスマ・ムンコトゥッカ

【注釈】
アノ・オンカムイ(私は祈る)
シャモコロニシパ・エカシ(和人の長の長老)
イサム・タスム(病気にならない)
ウキアイネ(そして)
アイネ・オンネ(長く、年を取る)
コトム(~するように)
ポン・スマ(小さな石)
ポヨ・プロマスマ(大きな、穴のある岩)
トゥク(育つ)
ウキアイネ(そして)
コ・プロマスマ(岩の上)
ムンコトゥッカ(草が生える)


うーん、非常に苦しい訳になりました。
そもそも国家を形成しなかったアイヌ民族の語彙で「君」を表現すること自体が難しい。
シャクシャインがもう少し頑張っていればアイヌ語で「王」という単語が生まれたのかも知れませんが。無理ですかねー。
少なくとも道南のアイヌ民族が松前にいた「殿さま」を呼んだ呼称はあったと思うんですが、今回は見つけることができませんでした。「和人の長の長老」ってなんのこっちゃ。


香港が日本統治下にあった時には君が代の漢訳が制定されていたそうです。こんなの。

 皇祚連綿兮久長/万世不変兮悠長/小石凝結成巌兮/更巌生緑苔之祥

中華圏が相手なら、わりと簡単に翻訳できるんですね。
琉球語は今度また、暇で気が向いたときにトライします。

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(そのうち軽く勉強してみたい)


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