世界史情報局

世界の全史を自分なりに見渡してみようと思って始めたブログ。近代以前の世界史の中心だった東アジアと西アジアの視点から、なるべく手を広げながら通史を書いています。根も葉もない出鱈目は書かないけど、面白さ重視で描写の脚色もします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

イスラーム世界の歴史第2部 用語集(2/18 「アンダルスの栄華」関連を反映)

第2部といっても2章だけなんですが。
「歴史14 アンダルスの栄華」と「歴史15 ナバス・デ・トロサへの道」の新出用語。

ざざっと作ったので見落としもあるかも。


【人名】

◇ あ~お ◇
【アブドゥルラフマーン一世】 : 後ウマイヤ朝の初代君主(アミール)(在位:756~788)。ウマイヤ朝の王族で、ウマイヤ朝滅亡後にイベリアへ奔って王国を建てた。「アブド・アッラフマーン」などとも表記される。
【アブドゥルラフマーン二世】 : 後ウマイヤ朝の第四代君主(在位:822~825)。後ウマイヤ朝を中興した。
【アブドゥルラフマーン三世】 : 後ウマイヤ朝の第九代君主(在位:929~961)。王朝全盛期を現出し、929年に「カリフ」を称した。

◇ か~こ ◇
【カール大帝】 : カロリング朝フランク王国の君主(在位:768~814)。バイエルン、ヒスパニア、ランゴバルド、ザクセン、パンノニアへと遠征を重ね、西ヨーロッパ大陸部の大半を統一。800年に教皇レオ三世より「ローマ皇帝」の帝冠を受けた。「ヨーロッパの父」といわれる。
フランス語で「シャルルマーニュ」、イタリア語で「カルロマーニョ」、ドイツ語で「カール・デア・グロッセ」、ラテン語で「カロルス・マグヌス・インペラートル」。

◇ さ~そ ◇
【サンチュエロ】 : 後ウマイヤ朝末期の侍従。ムハンマド・イブン・アビー・アーミルとナバーラ王女の子。ベルベル人を重用してコルドバ市民の反感を買い、殺害された。
【ジルヤーブ】 : ?~?。本名アブー・アルハサン・アリー・イブン・ナーフィー。8世紀末から9世紀にかけて活躍したアラブの文人・音楽家・歌手。初めアッバース朝の宮廷に伺候していたが、のちにアンダルスへ移住し、後ウマイヤ朝に東方の華麗な宮廷文化をもたらした。
【スブフ】 : ?~?。後ウマイヤ朝後期にハカム二世の寵愛を受けたバスク人の美姫。もとはコルドバの歌姫だったという。ヒシャーム二世の母で、侍従ムハンマド・イブン・アビー・アーミルの後ろ盾となった。

◇ は~ほ ◇
【ハカム一世】 : 後ウマイヤ朝の第三代君主(在位:796~822)。彼の時代にサカーリバ(白人奴隷兵)の利用が本格化した。
【ハカム二世】 : 後ウマイヤ朝の第十代君主、カリフ(在位:961~978)。非常に読書を好んだことで知られる。
【ヒシャーム二世】 : 後ウマイヤ朝の第十一代君主、カリフ(在位:976~1013)。治世前期には侍従ムハンマド・イブン・アビー・アーミルの傀儡であった。のちにアーミルの息子サンチュエロを重用し、臣民の不満を買う。治世後期から後ウマイヤ朝は急速に衰退を始めた。
【ペラーヨ】 : ?~737。通称「髭のペラーヨ」。西ゴート王国の貴族で、西ゴート王国征服後にイベリア半島北部に逃れ、イスラーム勢力に対するレジスタンスを開始した。アストゥリアス王国の祖。

◇ ま~も ◇
【ムハンマド・イブン・アビー・アーミル】 : ?~1002。後ウマイヤ朝後期の侍従(ハージブ)で、事実上の最高権力者。幼君ヒシャーム二世を傀儡化して新都マディーナト・アッザーヒラを建設し、70回にわたって北方キリスト教諸国への遠征を繰り返した。「アル・マンスール」(勝利者)の異称で知られる。

◇ ら~ろ ◇
【ローラン】 : ?~778。フランク王国のブルターニュ辺境伯? カール大帝のヒスパニア(イベリア)遠征に従い、帰途にピレネー山脈のロンスヴォー峠でバスク人の奇襲を受けて戦死した。のちに「ローランの歌」の主人公とされた。ほぼ伝説上の人物。


【地名】

◇ あ~お ◇
【アラゴン王国】 : 1035~1715。中世イベリア半島の東部を支配した王国。ナバーラ王国とカタルーニャ伯領に起源をもつ。全盛期には地中海中部に勢力を扶植。のちにカスティーリャ王国と結合してスペイン(エスパーニャ)の母体となる。
【アンダルス】 : イベリア半島、あるいはイベリア半島のイスラーム支配地域に対するアラビア語の呼称。「アンダルシア」の語源。

◇ か~こ ◇
【カスティーリャ王国】 : 1035~1715。中世イベリア半島の中部を支配した王国。ナバーラ王国とレオン王国に起源をもつ。レコンキスタを強力に推進。のちにアラゴン王国と結合してスペイン(エスパーニャ)の母体となる。
【ガリア】 : フランスの古名。
【後ウマイヤ朝】 : 756~1031。アンダルス(イベリア半島)を支配したウマイヤ家のイスラーム王朝。首都はコルドバ。
【コルドバ】 : イベリア半島南部の都市。後ウマイヤ朝の都となり、王朝全盛期には数十万の人口を擁する。その後もアンダルスを代表する都市として栄えた。アラビア語では「クルトゥバ」。

◇ は~ほ ◇
【フランク王国】 : 481~987。ゲルマン民族の一派、フランク人が創建した王国。最初ライン下流域に成立したが、徐々に勢力を拡大し、カロリング朝時代には現在のドイツ・フランス・イタリア北部を覆った。フランス王国と神聖ローマ帝国の前身でもある。

◇ ま~も ◇
【マディーナト・アッザーヒラ】 : 後ウマイヤ朝後期の侍従ムハンマド・イブン・アビー・アーミルがコルドバ郊外に築いた新都市。意味は「輝きの都」。
【マディーナト・アッザフラー】 : アブドゥルラフマーン三世がコルドバ郊外に築いた壮麗な離宮および都市。「輝きの都」を意味する。


【その他】

◇ さ~そ ◇
【サカーリバ】 : 西方イスラーム世界で広く使われた白人奴隷。主に東欧のスラヴ系諸民族が供給源となった。

◇ た~と ◇
【タイファ】 : 「分立諸王朝」、「群小諸国」といった意味。後ウマイヤ朝の崩壊後、アンダルス各地に成立した地方政権群のこと。

◇ は~ほ ◇
【ハージブ】 : 「侍従」と訳される。カリフに近侍する役職で、宰相以上の権力を持つ。

◇ ま~も ◇
【モサラベ】 : 中世アンダルスで、イスラーム政権の支配下で暮らしていたキリスト教徒のこと。ムスリムに比べて一部の権利に制約があったものの、後ウマイヤ朝の時代にはおおむね信仰を尊重され、ムスリムたちと共生していた。文化的にはアラブ化した。ムラービト朝の時代からは抑圧が強まり、北方のキリスト教諸国へ逃亡する者が増えた。

◇ ら~ろ ◇
【ローランの歌】 : カール大帝のヒスパニア(イベリア)遠征と異教徒との戦い、帰途のロンスヴォー峠におけるブルターニュ辺境伯ローランの死を題材とする英雄叙事詩。中世ヨーロッパで非常に広く愛好された。


スペイン5つの旅 (文春文庫)

新品価格
¥555から
(2015/2/18 22:06時点)

(百聞は一見に如かずということで)


関連記事
スポンサーサイト

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。