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世界史情報局

世界の全史を自分なりに見渡してみようと思って始めたブログ。近代以前の世界史の中心だった東アジアと西アジアの視点から、なるべく手を広げながら通史を書いています。根も葉もない出鱈目は書かないけど、面白さ重視で描写の脚色もします。

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諏訪大社に初詣

今年の正月はひたすら寝ていたので、遅ればせながら初詣に行くことに。
せっかくならば少し遠いところに行こうと思い、最近興味のあった長野の諏訪大社に泊りがけで参拝してきました。

信濃国一之宮である諏訪大社は、諏訪湖南側の二つの「上社」と、諏訪湖北側の二つの「下社」という、合計四つのお社から成っています。
この「上」とか「下」とかいうのはおそらく川の上流と下流であって、格の上下ではないと思います。
ただおおよそのイメージとして、上社のほうは二つとも茅野の山際で厳かな感じ、下社のほうは二つとも下諏訪の町中で賑やかな感じではあります。

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(「偽八ヶ岳」こと茅ヶ岳)

記紀の神話によれば、天照大神(アマテラスオオミカミ)の命によって高天原から健御雷神(タケミカヅチ)らの天津神が葦原中つ国の出雲に降臨し、大国主命(オオクニヌシ)をはじめとする国津神から国譲りを受けた時、大国主命の子である建御名方神(タテミナカタ)が国譲りを拒否して州羽(スハ)の国に逃げ込んだとされています。
この州羽の国が諏訪だということになっていて、諏訪大社はこの建御名方神を祭神としています。

ただし別口の伝説によると、そのころ州羽にはもともと土着に国津神(ミシャグチ神?)がおり、建御名方神はそれを排して州羽を奪いっとったともいわれています。
たしかに建御名方神の本来の拠点が出雲だとすれば、その勢力がもともと諏訪まで及んでいたとは考えづらい。

こうした神話がなんらかの史実を反映しているのかははっきりしませんが、諏訪地方は黒曜石の産地で、縄文時代の遺跡や遺物が無数に発見されています。
西方からヤマト王権の勢力が及ぶ以前、この地方が縄文文化の一大中心だったことは間違いないでしょう。

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(諏訪湖)

そんな諏訪の鎮守である諏訪大社は、多くの珍しい祭儀を伝えています。
最も有名なのが御柱(おんばしら)信仰。
四つの諏訪大社から点在する摂社・末社や祠に至るまで、かならず「御柱」と呼ばれる木柱を立て、これを神として祭ります。
御柱は6年ごとに山から切り出され、大勢の人々によって長い道のりを運ばれて四つの諏訪大社に立てられます。
ちなみに今年がその6年目にあたるので、いずれニュースで祭を見ることができるでしょう。
大勢の男たちが跨った木柱を山の急斜面から投げ落としたりして、重傷者が出ることも珍しくないという過激さです。

それから、稲作が難しい信濃国には古来肉食文化があり、諏訪大社は狩猟の神としても知られています。
昔は鹿や兎を神への生贄として捧げており、いまでも正月に上社で蛙を神に献上しています。
これはどうも、建御名方神よりも以前に諏訪地方をしろしめしていたミシャグチ神が蛇身の神であったこととも関係しているようです。

蛇身のミシャグチ神といえば、中世の頃は諏訪大社の神職たちは真冬に土穴に入り、蛇身の神像、あるいは本物の蛇たちとともに冬ごもりをするなんていう祭儀もあったようです。

また、諏訪大社の神職の最高位者を「大祝(おおほうり)」といいますが、諏訪の神には定まった姿がなく、大祝を依代としてその姿を示すとされていました。
そのため諏訪大祝は現人神として畏れられたともいいます。

・・・・・・などといろいろ付け焼刃で調べてみたわけですが、神話と祭祀と歴史を重ね合わせるに、この地の祭祀には日本神話で「国津神」と称される縄文時代の信仰の名残りが息づいているのではないかと。
大変貴重で興味深い文化なので、これからも大切に継承されていくといいなと思いますです(第三者意見)


まず、四つの大社のなかで、最初に神が姿を現したとされる上社前宮(まえみや)。
ここはもっとも人が少なく、そのぶん神秘的な場所でした。

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(この流れの源に最初に神が現われた・・・んだったかな?)

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(これが御柱)


次に上社本宮(ほんみや)。

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(昔はこの樹に生贄の動物を吊り下げていたそうです by案内板)

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そして二日目(今日)は下諏訪の町の下社へ。
まず春宮(はるみや)です。春のあいだに神が坐すとのことです。

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(こちらは打って変わって明るい印象)

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(御柱)

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ここでちょっと番外編ですが

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(温泉手水!)

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(そこら中に!!)


・・・・・・うん、温泉はよいものだ。


では最後に下社秋宮(あきみや)。

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(秋宮のなかにまで温泉)

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最後におまけ。

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(桜肉=馬肉を食べてみた)



というわけで。
今年も宜しくお願い致しますm(_ _)m

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P.S.
「中華世界の歴史」はいま「北方の佳人」(誰)が出てくるあたりまでは書きました。


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