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世界史情報局

世界の全史を自分なりに見渡してみようと思って始めたブログ。近代以前の世界史の中心だった東アジアと西アジアの視点から、なるべく手を広げながら通史を書いています。根も葉もない出鱈目は書かないけど、面白さ重視で描写の脚色もします。

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クリミア半島に行ったときの件(2)

現在、『後漢書』を斜め読みしつつメフメト2世の伝記を手配中。
イスラーム世界の歴史も中華世界の歴史もしばらく進まなさそうなので、旅行記の続きでも書いときます。
それにしても後漢王朝ってなんであんなに影薄いんですかね。


1280px-ウクライナの地図
(ウクライナ)

イスタンブールから黒海を越えることおよそ一日半。上陸したのはオデッサの街です。
オデッサと言えばやっぱこれです。


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ソビエト連邦の誇る偉大な映画監督、セルゲイ・エイゼンシュテインの代表作。
日露戦争のさなかにあたる1905年に発生した、黒海艦隊の反乱を描いた作品です。

「昼食のボルシチに腐った肉が入っていた」というくだらない理由で始まった反乱は、水兵たちが赤旗を掲げてオデッサの街に砲撃をかましたり、鎮圧に向かった別の戦艦の乗組員たちが反乱者たちに同調したりと、かなりの騒動になりました。
そのため、のちにポチョムキンの反乱は同年の「血の日曜日」事件とともに、ロシア革命の先駆として神話化されることになります。

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映画の中でも名場面として知られるのが、オデッサの市民たちに正規軍が無差別発砲し、群衆が逃げ惑うなかで乳母車が階段を転げ落ちていくシーン。
その長い階段が、港のすぐ目の前にあります。

173.jpg
(ちなみに下の横断幕には「オデッサ・モーターショー」とか書いてある)


ここを上がっていくと「エカテリニスカヤ通り」という美しい通りにでます。
遺憾ながら、先年来のロシア・ウクライナ紛争でこのあたりは市街戦の舞台になったらしく、今でもこの通りの状況かは分かりません。戦争は歴史書の中だけでやって頂きたい。

178.jpg
(エカテリニスカヤ通り)

177.jpg
(美人はどこにでもいる)

179.jpg
(ロシア正教!)


その頃はiPhoneもなければGoogle mapもない(あったのかも知れないけど存在を知らなかった)未開時代だったため、頼みは出国前に散々「Odessa map」とか「Odessa city」とか画像検索して見つけた市街地の略図のみ。
船が遅れたせいで迫る電車の時間。
ゆっくり街を観光する余裕はなく、とにかく駅の方角に歩きました。結構遠かったです。


で、これが駅です。「ヴァグザール」と書いてあります。
ウクライナ語とロシア語はほぼ同じなので、ロシア語が分かればウクライナでは不自由しません。ありがたや。

180.jpg
(やたら立派なオデッサの駅)

とりあえず駅の構内で早めの夕食を食す。
タラ(推定)のフライと、東スラヴ族の民族的飲料たる「クワス」。ものすごく弱いビールみたいな飲み物ですが、味はむしろコーラに近かった気がします。

181.jpg
(タラのフライとクワス)

名前だけは知っていた「クワス」をぜひ飲んでみたいものと思い、ペットボトルごと購入。

めっちゃくちゃ喉が渇いていたので、めっちゃくちゃ美味でした。
いまもう一度飲んでも気に入るかどうかは不明ですが、ぜひもう一度飲みたいと思い続けて約10年。日本国内では売っているのを一度も見たことがないんですな。残念至極。

とにかくこれが、この旅行で最初の「ロシア料理」ってことになりますが、料理ってほどのレベルでもないですね。
ちゃんとしたロシア料理が気になる人は、東京周辺在住であれば吉祥寺の「Cafe RUSSIA」がおススメですよー。
内装も実にロシアな感じで素晴らしいです。

Cafe RUSSIA
グルジア料理もあります!



さて、夕食を食べたら、いよいよ夜行列車でクリミア半島へ向かうことになりますが、続きはまたの機会に。


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(代官山の某おされカフェに置いてあったのをパラパラ読んだことしかないですが、名著です)


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